【ヤユヨ】ジャンルに縛られず90年代ロックを彷彿とさせるガールズバンド

ヤユヨは、2019年1月に、高校の軽音楽部友達で結成した大阪の4人組ガールズバンド。リコ（Vo/Gt）、ぺっぺ（Gt/Cho）、はな（Ba/Cho）、すーちゃん（Dr/Cho）からなるメンバー全員が現役女子大生。とても若いバンドだが、楽曲から聞こえてくるサウンドは懐かしい90年代ロックを彷彿とさせる。

2019年12月に公開された初のMV“さよなら前夜”は、YouTubeで再生回数80万回を突破し、大きな注目を集めている。結成が2019年1月と活動歴は浅いものの、murffin discsの内部レーベルでSAKANAMON、マカロニえんぴつ、東京カランコロンも所属するTALTOと契約するなど、圧倒的なスピード感で活動規模を拡大。。「ジャンルに縛られず、日常を音楽で表現したい」をいつも忘れずに関西を中心に活動中で、最新の音楽トレンドの追求や特定の音楽ジャンルへの偏りが感じられるサウンドではなく、どことなく懐かしさを感じる“普遍的な良い曲”がヤユヨの持ち味。

ヤユヨの作曲は、ヴォーカルのリコとギターのぺっぺが担当しており、メロディとコードがバンドに提示され、それをメンバーで形にしていくという手法をとっている。
ぺっぺは、メインソングライターふたりの作風の違いについて、「リコはキャッチーでどこか懐かしさのある曲を書く」「わたしは聴く人を選んでしまうようなクセのある曲を書く」と分析している。その言葉を裏付けるように、ぺっぺが書いた“メアリーちゃん”という楽曲は、ささくれたギターが印象的なヘヴィな曲調で、男性に依存するメンヘラ気味の女性の視点から歌われた「クセのある」1曲となっている。